少々神経質な高齢母と同居することになりました。でもうちは二世帯住宅ではないので、どこかに部屋を作らなければなりません。でもどうしたら?何に気を付けたらいい?
部屋を作るに当たり、これはやって良かった!また意識した方がよい事などを、おすすめポイントしてご紹介します。
1.高齢者の寝室作りで意識したこと
① 暮らしやすさ
暮らしやすさはとても大事です。本人の自立を促し健康寿命を延ばすことに繋がります。我が家では、動線や動きやすさ、安心感や安全面、衛生面や室温、また騒音などを意識して寝室を作りました。
② 寝室の間取りと仕様
高齢者が行きたいと思った時に行けるので、できればトイレに近い部屋をお勧めします。
ベッドは高齢者にとって使い勝手が良いようです。母の場合、床に敷いた布団での寝起きは体のあちこちに負担がかかって痛みがでるばかりでなく、一度床に腰を下ろすと立ち上がるのに時間がかかり大変になります。
一方、ベッドですと、付いている手すりを掴んで立ち上がったり、次の動作もスムーズなので本人もその方が楽とのことです。
ちなみに、母のベッドはこれです。
〇
- すのこなので通気性がよい(寝具がかびにくい/部屋の床が湿気で傷みにくい等)
- 色や形がモダンでおしゃれ
- ベッド下のスペースが有効活用できる
- 布団干しにもなる
△
- 組み立てが必要
2.高齢母部屋:おすすめグッズとポイント
母部屋にあるグッズ達とその使用感です。
おすすめ | 理由 |
寝具は布団ではなくベッド | 立ち居振る舞いがしやすい |
椅子は安定感のあるもの | つかまり立ちができる、身体がぐらつかない |
照明は明るめで、操作が簡単なもの | 視界がクリアになり、気分も上向く |
エアコンや扇風機は操作が簡単なもの | 操作が複雑だと混乱して、ストレスがかかりやすい |
収納スペースは押入れやベッド下を利用 | 部屋を広く使う |
テレビはポータブルテレビが便利 | 部屋のどこへでも移動できる |
100均グッズを利用して部屋をすっきり整頓 | 細々したものをすっきり収納できる |
引き戸がおすすめ | ドアタイプは閉め忘れが多い |
3.これから取り入れたいと思っているバリアフリー用品
寝室以外での立ち居振る舞いが徐々に不安定になってきました。この「立ち上がり補助手すり」はかなり移動の助けになるのでは、と購入を考えています。
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4.まとめ
今回の高齢母の寝室作りで思ったことは、とにかく快適さと安全性に気を付けることが大事だということです。
高齢者は年齢と共に刺激(温度、湿度、風など)に敏感になり、動作や判断力そして注意力も衰えます。ちょっとした温度変化を不快に感じたり、思わぬ場所でつまずいたり、電化製品や電気コードの上に物を平気で置いたりと、想像以上に快適さと安全面には注意が必要だと思います。
同居が始まって早半年。お互いこの生活にも慣れてきました。母も今快適に過ごしてくれています。準備など色々大変でしたが、母に喜んでもらえて本当に良かったです。
最後になりましたが、このブログがこれから高齢の方のお部屋作りを考えている方のお役に立てれば幸いです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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