
高齢母と同居して早7か月。当初は今よりもずっと大変でした。それはそうです、全く違う環境にずっといて、それで一つ屋根の下で暮らすのですから。分かってはいましたが、それは私の想像を超えており、中でも一番にストレスだったのは、「母のわがまま」でした。
でも今はお互いに良い関係を保ちながら暮らしています。
この記事では、高齢者がわがままをいう理由、わがままが原因で起こる問題、そして実際に私が試してみてよかった対処法などについてご紹介します。
1.高齢者はなぜわがままになるのか
- 障害や病気によるもの(認知症など)
- 高齢者が持っている元々の気質
- 環境の変化から起こる不安や寂しさ
※Hello technologies 参照
高齢者がわがままを言うのはなぜ?理由や適切な対応方法を解説! – ハローテクノロジーズ株式会社
2.高齢者のわがままが原因で起こる問題
- 暴力や暴言、サポートの放棄につながる可能性(高齢者⇔介護者・家族)
- 介護者や家族が鬱になる可能性
高齢者も自分の要求が受け入れてもらえないために不満が募り、また、介護者や家族も高齢者の度々のわがままに疲弊します。これにより、暴言や暴力、サポートの放棄や鬱病などが引き起こされる可能性があります。
3.高齢者のわがままへの良いとされる対処法
- 高齢者のこれまでの背景に注目する
- 高齢者との信頼関係を築く
- 高齢者のわがままの理由を聞く
- 介護サービスを利用してみる
高齢者のわがままの理由を聞くことや、高齢者の背景からその理由を紐解いてみると、意外にそのわがままに納得できることもあります。
また介護サービスなどを利用して、高齢者と介護者が一旦違う環境に身を置くというのも、お互いの気持ちがリフレッシュされて、より良い環境や関係になることが期待できます。
4. 高齢者のわがままに対して、お勧めしない対処法
- 高齢者のわがままを全てきく
- 高齢者のわがままを無視する
- 高齢者を怒鳴る、手を上げる
高齢者のわがままを全て聞く、無視する、高齢者への暴言や暴力は、高齢者のみならず介護者や家族も疲弊してしまう恐れがあります。
5.我が家の「高齢母のわがまま」への対処法
- わがままの理由を尋ねる。その必要性に応じて対応する。
- 対応できる事とできない事の理由を含めて分かりやすくはっきりと伝える。
- 自分がイライラした時は「なぜ母は今こうなのか。」ということを、母のこれまでの背景から思いやるようにして気分を落ち着かせる。
- 自分が怒鳴りそうになったら、一旦その場から立ち去り落ち着くようにする。
- 信頼関係を保つように心掛ける。(昔話や共通の話題で常にコミュニケーションをとる、朝晩の挨拶やしてもらったことへのお礼の言葉など)
- ストレスが溜まっている時は、母との接触時間を最小限にして、いつもと違う環境に身を置く。(好きな映画やドラマを観る、ショッピングや友人と話すなど。)
6. まとめ

この記事では、高齢者のわがままについて我が家での体験談も踏まえてお伝えしました。
高齢者のわがままがエスカレートすると、介護者や家族の鬱病、暴力や暴言などにつながる恐れがあります。
高齢者がわがままを言う場合にはその理由を聞き、可能であれば対応して、難しい時はその理由も一緒に添えて伝えると良いかもしれません。(母の場合は納得してくれることが多く、少しずつ良い関係に発展してきました。)
介護者や家族もストレスが溜まります。適度にリフレッシュして上手に高齢者のわがままに付き合いましょう。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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